2016年9月22日木曜日

終りに

退院したので、当然「入院中」ではなくなりましたから、もうこのブログは終了です。もう更新されることはありません。
(殆ど病院食の写真でしたが)写真を取り込むといふ始めての経験をしたし、不断はiMacでプログは作つてゐたので、MacBookProでの作業はOSの差もあつたし、結構、面倒でしたね。いまは逆にMacBookのはうがやり易くなつて、いまMacBookで打ち込んでゐます。
直したいと思ひつつ、そのままになつてゐるところがあります。それは「来た」といふ言ひ方で、ちよつと失礼かな、と。なぜ放置してるかと言ふと、このブログの仕組みがいまをかしいところがあつて、更新してアップすると、もう一つ同じ記事が「下書き」として残る。直しがあつたときは、これをいちいち「削除」してゐたんですが、記事が増えれば直した分だけ「削除」するといふ手間が億劫なので、いまはこのままで勘弁してください(時間があつて、どうしても気になつて仕方がない、といふときに直します)。
さて、抗癌剤治療の副作用で一番怖いのは「白血球数(なかでも好中球数)の減少」です。わたしも200/μlまで下がつて、感染対策室に2日ほど入れられました。部屋の中でもマスクしてました。
この白血球と好中球の数の推移を医師から渡されたデータを見ると面白いことがある。
ブログの中でも書いてると思ふんだけど、白血球数で言ふと、入院前9月2日には6,700/μlあつたのが、ドセタキセルを投与する前日の5日には4,300/μlに落ちてる。3日間で35%の減少ですよ。入院したら減少した。不思議でせう。
入院して何が変はつたか。酒とタバコをやめました。生活で変はつたのはそのくらゐ。あとは3食ちやんと食べる、とか。
因みにもつとまへ、6月10日には7,600/μlですよ。もちろん、生活してゐる中で変化するものなのでせうが、不思議です。
白血球回復のための注射CSFといふ皮下注射を3日つづけて、最後の20日の血液検査の結果は「9月20日、18日目 9/20-1」に書いてありますが、白血球数11,500/μl、好中球数8,100/μlです。白血球数の上限が8,900/μlなのと比べると驚異的な数字ですね。
喫煙と飲酒は白血球数を増やすのではないか、といふ大胆な仮説はどうですかね。大抵の医療に関するデータでは否定されてゐますが。
来月、2回目の投与があります。そして1週間を過ぎると白血球数が減少する。どうしませう、と先生に聞いたら、入院ですかね。と言はれました。なので、入院は続く可能性があるのですが、一応このブログはこれにて終了します。ご愛読ありがたうございました。

9月21日、19日目 退院

けふは22日で、いまは自宅にゐる。なので、これはきのふの話。タイトルと違ふのは、まあ、仕方ないでせう。きのふは余裕がなかつた。
で、最後の晩餐はチャーハンでした。これをアンケートで選ぶとき、退院してるかもしれないなあ、と考へてゐたことを思ひ出す。

左下の小鉢はマカロニみたいに見えるかも知れませんが烏賊です。酢の物ではありません。
そして、退院の朝は、
蟹風味蒲鉾を巻いた卵です。アスパラガスと一緒に。
とキンピラゴボウ。いつも半端ぢやない量が出ます。手前のご飯と比べてみてください。
牛乳のうへにあるのは海苔の佃煮。
食後、シャワーを浴びて、着替へて、先生を待つ。
9:00過ぎに担当医来室。退院後のこと、次の診療日のこと、次回の抗癌剤治療のことなど。
9:30頃に事務員来て、請求書預かる。待つてゐても仕方ないので、荷物を持つて1階に降りる。清算して家人を待つ。10:00、来院。駐車場までが遠い。ずゐぶん歩いてないもんなあ。腕が疲れて、筋力も落ちてるなあ。
10日ぶりに自宅へ。やつと帰つて来た。
お昼、インスタント・ラーメンを食べた。旨い!ずつと食べたかつたからね。

2016年9月20日火曜日

9月20日、18日目 9/20-1


ゆふべの恐らく最後になるだらう、と思つて撮つた夕飯の写真。蕎麦でした。揚げ出し豆腐と、大学芋と、梨、おひたしは何だつけな。

朝、採血あり。
因みに朝飯は写真を忘れた。しらすと大根下ろし、里芋の挽肉を煮たもの。小魚ふりかけ。みそ汁。ご飯。ジョアでした。
そしてけさの採血の結果。10:00頃、医師よりデータを渡される。白血球数11,500/μl(上限8,600/μl)好中球数8,100/μlでした。けふのけふ退院は無理とのことですが、明日なら。といふことで明日退院を希望する。
昼飯です。パンが旨い。ホントに旨い。肉たつぷりのビーフシチューでした。

14:00頃、師長さん来て、明日10:00〜10:30退院が決まり。

愈々、髪の毛が抜け始めた。軽く指で摘んで引くだけで数本抜ける。こんなことはこれまでになかつたね。気になつて何度も触つてゐたから、もう50本くらゐは抜けたと思ふ。帽子買はなきや。シャワー浴びて髪を洗ふのが怖いね。


2016年9月19日月曜日

9月19日、17日目 9/19-1


1日が長いなあ。
検査もなく、ただ入院してゐて6,000円掛かつてしまふのは勿体ないなあ。失業給付の1日分と大して変はらない。
20日の血液検査の結果で退院と勝手に決めてるけど、それ以降は入院してゐないと出来ない検査でなければ通院にしてもらはう。メインは血液検査で、白血球数と好中球数が基準を超えていればいいんだから。毎日、血液検査に来てもいいくらゐだよ。
当初は禁酒と禁煙が辛抱できるかなあ、なんて思つてたけど、全然なんの問題もないのが自分でも不思議だ。飲みたいとも、吸ひたいとも思はない。

2016年9月18日日曜日

9月18日、16日目 9/18-1

けふは雨だね。
ゆふべは眠れた。久しぶりに。ゆふがた16:00〜17:00に一度眠つて、夕飯まへの検査の頃には眠くて構はず寝てしまつた。20:30頃に目が覚めて、それからまた寝て、0:30頃に目が覚めた。それからまた1時間ほど眠つたかな。トータルで6、7時間。
寝不足は一週間以上続いてゐたと思ふので、これで少しは体調もかはるだらう。
どうも自律神経がボロボロになつてる気がして、血圧が上がるとか、眠れないとか、便秘になるとか、みんなそれが原因のやうな気がする。

2016年9月17日土曜日

9/17-2


9:10けさの採血の結果を持つて先生来室。白血球数3,400/μl、好中球数800/μl。
白血球は正常の下限3,300/μlを超えた。注射のお陰もあるでせう。これでまた一般の病室に戻れさうだ。といふことは退院は近い、と。
この部屋はシャワーがなくてテレビも有料だと書いたが、冷蔵庫もないのです。
けふは注射以来、腰が痛い。
お昼はうどん。
11:00頃、シーツの交換。枕カバーと掛け布団カバーも交換してくれました。
午後に、感染対策室から一般病室へ移動、とのこと。
14:00頃、移る。

9月17日、15日目 9/17-1

5:50で、もうこんなに日が高い。


ゆふべは0:30頃、小便に起きてそれ以来眠れてゐない。ただそれまでは22:00過ぎから熟睡した。

2016年9月16日金曜日

9/16-2

入院するまへに本から得た知識では、抗癌剤の治療に入ると一週間くらゐは副作用について調べる、検査する、といふことだつた。
なので毎日のやうに何かの検査があり、CTだつたり、骨シンチだつたり、MRIだつたり、点滴したり、注射したりの日々を想像してゐた。
しかし実際は抗癌剤の投与以前も以降も、検温と血圧の測定、尿と便の記録、血液検査くらゐで、それ以外は部屋でじつとしてゐることのはうが多い。ドセタキセル投与のときは別だ。
身構へてゐた分だけ拍子抜けしたやうな、この感染対策室に移つてからは更に、部屋から出ることもままならず、幽閉されてゐるやうな気分だ。なにもしてないワケではないが、疲れ易いので、大したことができない。投与後すぐの疲労感、倦怠感ほどではないが、やはり疲れ易いと思ふ。
さうさう、この部屋はシャワーがないのですよ。共同で使へるシャワーがあるんだけど、それは使用禁止。感染の恐れがあるので。
そしてテレビは有料。1,000円の専用カードで970分(16時間10分)見られる。1日4時間見たとして4日分ですかね。残つたら清算できるやうになつてる。1日250円。ここの部屋代は無料ださうなので、そのくらゐ安いものだ。
ところが、毎日、どこをまはしても豊洲の話でウンザリだよ。盛り土(みんな「もりど」つて言つてるけど「もりつち」ぢやないの、建築用語では「もりど」なんですかね)はそもそも都からの提案だつて、有識者とかのなんとか会議で出したもんぢやない、つて。なにそれ。←これはhiko7 Newsの記事だね。
因みに前の部屋は6,000円でした。テレビは無料、シャワー付きでした。

9月16日、14日目 9/16-1

朝、採血。先生が結果を回診のときにグラフにして持つて来てくれた。白血球数と好中球数の変化。いま200/μlで白血球数は2,100/μl。通常の下限は3,300/μlです。白血球数は14日の結果が一番低くて1,900/μl。12日に2,100/μlだつたものが1,900/μlになり、いま2,100/μlといふこと。少し上昇。といふことは上昇傾向ある、と、いいはうに解釈しよう。なので、追つて好中球数も上昇して行く、と。ある程度の基準を超えないと退院できないのだらう。
好中球は白血球の一種で40%〜70%だといふ。
昼飯後、看護師が好中球を増やす注射をしに来た。18日までのも3日間、続けるさうで、といふことは、それまで、ここを出られないといふことだね。せめて20日には退院したいなあ。
けふの朝飯も食パンでした。旨かつたけど、このまへみたいな感動はなかつた。

お昼はクリームシチューで、ご飯を二口三口(ふたくち、みくちです。片仮名のニロミロではありません)、残してしまつた。

2016年9月15日木曜日

9/15-2

朝飯後、回診があつて、明日のハローワークを延期したことを伝へた。ハローワークは退院したら来てくれ、といふ話になつてゐる。
そのあとでまた師長さんが来て、けふ11:00過ぎに部屋の移動があると告げられる。
用意して待つてゐると係の人が来て、ベッドに置いてあつた荷物、バッグだの紙袋だのをベッドごと移動するのだといふ。それと食事で使つてゐる移動式の机も。
部屋は無菌室と勝手に呼んでたけど、正しくは「感染対策室」といふ。で、これがよく解らないが「陰圧」と「陽圧」の二通りの使ひ方をするらしい。わたしの場合は「陽圧」らしい。後で調べてみよう。兎に角、いまは外に出たら、簡単に感染してしまふ状態らしいのだ。移動のまへに担当の先生が顔を出して、明日の血液検査の結果如何で外出できるかどうか判断しませう、とのこと。
部屋は少し狭いけど、

こんな感じで、この部屋に入るまへに前室といふか、一つ何もない空間があつて、ここへ入る。
そして、これは昼飯の写真。

果物は生ではなく、缶詰。
パンが旨い。以前、食べた食パンも旨かつたけど。
で、なんとなく形がHに見えなくもないので記念に撮つた。

なにがどう違ふのか解らないが、この部屋のはうが体が楽。ただ目がすぐ疲れる。

9月15日、13日目 9/15-1

きのふの部屋の移動の話は早とちりだつたやうで、看護師長さんが言つた「部屋が空き次第」を、わたしは「けふにも部屋が空くので、いつでも移動できるやうに」といふ風に受け取つてしまつてゐた。なのでそのつもりで準備して待つてゐた。
ゆふがたになつても、ちつとも沙汰がないので、看護師さんに話したら、師長さんが来て、けふといふ意味ではなくて、「空き次第」なので明日になるか明後日になるかはまだ解らないが、先生から、無菌室のはうが安心なので、そつちが空いたら移つたはうがいい、といふ話が出たので伝へに来たが、言葉が足りずにご迷惑を掛けたと頭を下げられてしまつた。
確かにそのまま受け取れば「空き次第」なので、その日のうちにといふ意味ではない。こつちこそ、とんだ迷惑をかけてしまつた。
相変はらず寝不足。4時間は眠れてゐない。昼寝の1時間でどうにか。

2016年9月14日水曜日

9/14-2

朝の採血の結果。先生が来て説明。白血球、なかでも好中球の減少(200と言つてました)があるので、食事は生ものは「なし」(生野菜、果物など)で、凡て加熱したものになるさうです。
その後で師長さんが来て、部屋を移動する話。無菌室のやうな部屋へ行くやうです。けふですか、と聞いたら「空き次第」といふので、一応いつでも移動できるやうに荷物を或る程度纏めて待つことに。
因みにネットの記事では、
「好中球が500/μlを切ると細菌感染のリスクが上昇します。」と書いてありました。
なので200云々は200/μlつてことですかね。半分以下ですね。

9月14日、12日目 9/14-1

もう書くことがないね。ゆふべも3、4時間しか寝てない。眠気はある。なので困る。ベッドに入ると眠れない。昼間のあひだもちよつと集中してパソコンを打つたりすると眠くなる。
朝の検温で看護師に聞かれるので正直に眠れないと答へるのだが、精神安定剤を勧められる。薬は、必要最低限のもの、いまは抗癌剤だけで充分なので辞退してゐる。
今朝はまた採血があつた。白血球数の減少具合で退院が決まる。
またドトールのコーヒーが飲みたくなつた。

朝飯です。温泉卵がついてました。

2016年9月13日火曜日

9月13日、11日目 9/13-1

きのふのゆふがた、朝の血液検査の結果を先生から聞いた。15日の退院は無理。16日のハローワークも外出許可は出せるどうか。ま、多少は予想してゐた。投与後1週間〜10日で白血球数は最も下がるのが一般的だといふ記事を読んでゐたので。
ゆふべもやはり4時間くらゐしか眠れなかつた。23:00〜0:00、1:00〜3:30、そのあとは5:30までウトウトしてゐただけ。
この寝不足が解消しないと、昼間なにも出来ない。

2016年9月12日月曜日

9/12-2

お昼を食べたら眠くなつて、13:00〜14:00まで寝た。それからも眠気はあつて、なので本が読めない。
因みにけふの昼飯は餃子、海老チリ。

9月12日、10日目 9/12-1

これで3日間、よく眠れない日が続いてゐる。どうしてなんだらう。運動でもすればいいんだらうか。ゆふべも3、4時間だらう。うとうとする、或は眠つてたかなあ、といふ時間がそれくらゐ。眠気が殆どない。
けふはストレッチや腹筋などを複数回に分けてやつてみて、それでも眠れなかつたら、精神安定剤を貰はう。眠る、なんていふ普通生きてゐればできる、できるといふのも変だが、当たり前のことをするのに安易に薬に頼るのは嫌だ。便秘もさう。下痢もさう。結局、これに書いて直ぐ、催したし。勿論、限度はある。程度問題ではある。だから、安易に、と言つてる。
採血した。結果はゆふがた。

2016年9月11日日曜日

9/11-2

11:00〜外出許可を貰つてゐるので、10:30に家人来る。支度をして出る。お昼を娘と三人で食べることに。ラーメン屋、回転寿司などの案あり。結局、ステーキ宮に行く。自宅でメール等の整理、iPad2のデータ移行など。そのあとで30分くらゐ昼寝。ゆふがたビバホームへ買物に行く。16:30送つて貰ふ。

9月11日、9日目 9/11-1

どうしてかう眠れないのか。信じられない。一昨日はせいぜい1、2時間しか眠つてゐない。自分は一睡もしてないと思ふけど、そんなことはない、と聞くから。そしてゆふべも4、5時間といふところだらう。まづ寝付けないまま23:00を過ぎたのを覚えてゐるし、寝汗をかいて着替えたのは3:20頃だ。そして5:30。薬によるものかどうかは解らない。26℃から28℃といふ快適な室温の中で、眠れない。そして便秘。9/8の朝の以来、9/9、9/10と「×」がない(尿は◯、便は×を記録表に記入する)。
手足の痺れ、むくみ、口内炎、関節痛などの副作用はないが、倦怠感はまだある。脱毛はこれからだ。
けふは9.11だ。テレビはその話題でまた五月蝿いのだらう。ずつとテレビを見てゐるけど、途中でウンザリしてしまふ。彼らはタチの悪い野次馬でしかない。的外れで頭でつかちで屁理屈を捏ねる。災害地で手伝ふマスコミの姿を見た試しがない。道を塞ぎ、厚かましい質問をし、追ひ回すだけだ。邪魔なんだよ。邪魔をしてゐることが解らない、無神経な輩だ。

2016年9月10日土曜日

9/10-2

けさはパンでした。食パン2枚が温かくなつてる。蒸したのかなあ、焼いてはゐない。このパンが旨かつた。ご飯以外のものは一度うどんがあつたきりで、そのせゐかなあ。兎に角旨かつた。お昼は普通に定食で、粉ふきいもと鶏の蒸し物。サラダ。少しご飯は残してしまつた。
昼まへにベッドのシーツ、枕カバー、掛け布団とそのカバーの交換をしてくれました。

9月10日、8日目 9/10-1

またゆふべ眠れなかつた。殆ど眠れてない。たぶん、寝るまへにお茶を飲み過ぎたせゐではないかと思ふ。いつも喉が渇くと水を飲んでゐるのだが、きのふは水が切れてしまつたので、洗濯物を届けてくれた家人に購入して貰つた1L入りのお茶をがぶがぶ飲んだ。それで思ひ出したのは、まへに6日の夜だつたか眠れなかつたと記憶するが、そのときもお茶を飲んでゐた気がする。眠れなくて本を読むとか、さういふことが出来ないのが不便だ。ま、入院患者であることを弁へないといけないが。

2016年9月9日金曜日

9/9-2

14:00頃、いきなり口腔内科へ行きます、といふ話が来た。寝耳に水。とにかく案内の人(看護師さんとは違ふ服装をしてゐる)について行く。歯石を除去して貰ひ、歯間ブラシも貰つて戻る。けふこそコーヒーを飲むぞ、とドトールへ出掛けた。そこで飲みながら本でも読むかと文庫を持つて出たが、屋外しか席が空いてない。テイク・アウトする。Mサイズ270円(税込)。

おお、コーヒーだ。落としたコーヒーは一週間ぶりだ。半分ブラックで飲んで、残りにミルクと砂糖を入れて飲んだ。缶とは大違ひだよ。でも、コンビニのと比べて違ひが解るかと聞かれた、NOだらうね。一緒に飲み比べでもしない限り。

9月9日、7日目 9/9-1

少し疲れ易い気がする。横になることが多い。6:00起床。9:00から2kmほど五十部運動公園を歩く。iPod Touchで写真を撮つてゐたけど、シャッター音が異常に大きいのと、ブログに写真を乗せる手間が掛かる。いちいちMacBookProとTouchをケーブルで繋がなくてはならないし、使ふ写真をイメージキャプチャーにダウンロードして、それをブログの記事に貼付けるといふ手順を踏む。これが面倒だ。iPadでできればいいんだけど、写真を読み込めないんだよね、ブログに。やり方はあるんだらうけど、調べるのも億劫だ。
朝の検温、血圧測定のとき採血した。昼には結果が出て、週末は外泊可能になるかもしれない。

2016年9月8日木曜日

9/8-2

9:30担当医の回診。外泊はダメだが外出は良い。散歩程度から。調子が悪ければ直ぐに戻れる範囲。といふので、看護師さんに外出したいと伝へると先生に確認してくれて、どうやら週末の話らしい。早とちり。が、敷地内や、まへの五十部公園なら、別に外出許可も要らない、といふことだつたので、11:00から1kmほど歩いて来た。いい気持ちだ。雨が振り出さなければ、もう少し歩けたのに残念。
昼食は海老フライでした。

午後はアーサー・ペン監督でダスティン・ホフマンとフェイ・ダナウェイが出てる「小さな巨人」を見た。長い。139分。でもいい映画、好きな映画だ。DVDで購入して、ずつと見てなかつた。だつて長いから、なかなか機会がないよ。

9月8日、6日目 9/8-1

ゆふべはよく眠れました。21:00まへにもうベッドに入つて。3:00頃に目が覚めてトイレに。またしても500cc超です。スゴいぞ膀胱。偉い、よく漏らさずゐたものだ。
6:00ちよつとまへに起きて又してもLAWSON。温かい飲み物がほしくて。缶コーヒーはよくないんだけど、まあ仕方がない。電気ポットは禁止だと案内にあつたけど、入院患者は温かいものが飲めないよなあ。看護師さんに聞いてみるかな。因みに、看護師さんは昼と夜で交替しますが、いままで同じ人が担当したことがないです。更に抗癌剤投与の補助の人、温タオルの人、とかもゐます。全部、違ふ人でした。今後は解りませんが。
けふの9:00までで、尿の計量は終了です。すると、ホントに暇になるなあ。本でも読むか。ビデオでも見るか。持つて来てはゐるんだけど、検査だなんだと落ち着かないので。

2016年9月7日水曜日

9/7-4

朝、寝不足だと書きましたが、14:00〜15:00のあひだ眠れました。
9月5日の9/5-3にけふのメニューを選ぶ用紙の写真があります。ちやんと「うどん」と書いてあるよ。夜はかに玉。余計な心配で、ちやんと食べられました。まだなんの副作用も出てないからね。口内炎の予防の薬が出たけど。とつぜん歯科の先生が来て、あれこれ聞いて口の中を見て、予防の薬を出すといふ話。看護師さんが夕飯の後で持つて来くれました。毎食後うがいのときに入れる薬。
下は夕飯。かに玉ですよ。

たまには焼きそばとか、チャーハンとか、ラーメンを食べたいと思ふ、けふこの頃であります。

9/7-3

10:30頃に医師の巡回。投与後の状態を聞かれ、特にないと答へる。16日にハローワークへ行かなくてはならないこと、前日には退院できる、もしくは外泊可能と担当の医師に言はれてゐる旨を伝へる。大丈夫でせう、との回答。その後で、看護師が退院、外泊は白血球の状態によると説明。投与まへの説明でも15日辺りが一番減少する頃なので、楽観はしてないが、外泊はできるだらう。
昼飯はうどんでした。天ぷらとうどんだつたのね。
バナナの左はホウレン草の白和へです。麺の器に汁をかけて食べました。

9/7-2

6時まへに起きて、LAWSONへ。話し易さうな店員さんに先に声をかけられたので、100円のコーヒーがない理由を聞いてみた。よく聞かれるといふ。直接は言はなかつたが、ドトールがあるからですか、といふと頷いてゐた。入院患者は朝早く、温かいコーヒーが飲めない。ドトールつて自分の店の商品に自信がないのかね。100円のコーヒーと比べるな、くらゐの矜持はないのか。それとも客を馬鹿にしてゐるか。どうせ奴等は違ひなんか解らないんだから、といふことですか。
で、朝飯です。

朝飯は余り変りません。なので、明日からは乗せないことに。

9月7日、5日目 9/7-1

ゆふべ仲々寝付けなくて、21:00消灯し、ベッドに入るが22:00過ぎて眠る。1:00に目が覚め、排尿。なんと600ccも。いまは計つて流すから。膀胱つて、そんなに貯めてゐられるんだ。ペットボトルより多い。
それからが眠れない。眠気がまつたく来ない。家なら一服するところだが、ここは敷地内全面禁煙。それにタバコを吸ひたい、といふ気にならない。
3:00頃、また尿意。今度は400ccで、2回で1,000cc、1ℓだよ。点滴の水分が排出されたんだらうか。
さうさう、書き忘れた。きのふ最後の検温・血圧測定で、血圧が上が130台、下が80台といふ標準だつた。
けれども、けさは寝不足のせゐでせう、上が169、下は80台だつた。

2016年9月6日火曜日

9/6-6

そして夕飯。
うつかり食べ始めちやひました。

麦とろです。魚は種類が、……鰯?

9/6-5

愈々、投与開始です。抗癌剤の投与は医師でないといけないさうです。
15分の制吐剤(吐き気止め)、そのあとでドセタキセル120mgを120分かけて点滴で投与です。

そのあひだにお昼があるんですが、点滴しながら食べてくださいとのこと。
昼飯です。生姜焼きとポテト。
ちよつとご飯が多く感じて二口ほど残してしまひました。
14:30に投与終了。それから今度は水を点滴で入れるさうで、これが1時間弱。
15:30完了でした。
これでまつたく新しい治療に入つたワケだ。
投与の前後から尿の量を記録するやうに言はれてゐて、明日明後日の2日間にやることはそれくらゐ。

9/6-4

9:00頃から投与開始の予定でしたが、遅れました。待たされるのは仕方ないです。病院は人間を相手にしてゐるのですからね。生死にかかはることもある。
ただ、わたしは長いあひだ、時間で仕事をしてゐたから、羨ましいだけ。

待つてるあひだにこんなことがありました。
看護師さんが来て「シャワーにしますかタオルにしますか」と聞く。これから投与なので、けふはシャワーにするのかタオルで拭くのかと言ふ意味かと思つて、解らないと答へると、タオルも置いて行くと言ふ。熱いから気をつけてください、とも。
その直ぐ後で検温と血圧を測りに来た別の看護師さんにタオルのことを聞くと、点滴が始まるまへにシャワーに入るか「わたしが持つて来た」タオルで拭くかを聞いたのだといふ。解んないよ、それは。わたしの理解力では。
「点滴までにはまだ時間があるので、シャワーを浴びるか、このタオルで体を拭きますか」と聞いてくれたら、……。
で、シャワーは億劫だつたのでタオルで拭きました。気持ちよかつた。上の写真は拭いた後のタオルです。
そのあとで、10:30頃、薬剤師の方が薬品の説明に。
結局、投与が始まつたのは11:20でした。

9/6-3

朝飯です。

左上に卵が!入院以来初の快挙!
ご飯のうへは切り干し大根の煮たもの。けふはジョアでした。

9/6-2

6:50朝の検診。血圧が高かつた。下が特に。「緊張してますか」と聞かれた。「緊張してる」と答へたが、緊張よりも不安であつて、こればかりは誰にも拭ひ去ることができない。
告知後、体の変化があつたり、それに伴ふ痛みもあつたが、癌で痛みが続くといふことはなかつたし、進行してゐるといふ自覚がないので、中途半端な感じだつたが、けふからはどんなに鈍感でも、嫌でも、逃げたくても、癌患者だと自覚するんだらう。これは本物の癌で、夢ぢやない現実で、避けられない事実で、わたしはその当事者なんだ、と。

9月6日、4日目 9/6-1

けふも5:00に目が覚めた。ここに入つてゐる24時間営業のLAWSONには100円で飲めるコーヒーがない。最初はなんでだらう、コンビニはどこにもあつた筈だろ、と思つたけど、ドトールが1階にあるんだよね、それでなのかなあ。どうせドトールは病院が始まるまで営業しないんだらうから、問題ないんぢやないの。入院してから温かいコーヒーを飲んでない。仕方ないからホット・ドリンクのケースにあつたボス(PREMIUM BOSS 微糖)を買つて飲んだ。缶コーヒーつて、かういふ味だつけ?不味いと思ふ。よつぽどインスタント・コーヒーのはうがマシぢやねえの。
缶コーヒーつて何年振りだらう、自分で買ふの、つて。まへに仕事してたときは、飲みますか?みたいに缶コーヒーを貰つて飲んだことはあつたけど。

2016年9月5日月曜日

9/5-4

ゆふがた愈々明日の流れを聞く。朝から点滴開始。抗癌剤はそれから。
夕飯は炊込みご飯だつた。

腹一杯、ご飯が多かつた。右下はお吸ひ物。麩だと思「ふ」。
ご飯のうへの器は蒟蒻と厚揚げ。生姜の味がした。
けふは葡萄の日か。

9/5-3

お昼を食べてたら家人が来て、外出許可の話をした。12:30〜15:30までの外出。自宅へ。
冷蔵庫から梨と巨峰を出してくれる。旨い。
2階のパソコンで少し作業して、ベッドで眠つてしまふ。
15:00爪切りなどを持ち、病院へ。

昼飯の写真。鯖のカレー揚げ?旨い。基本的に鯖は好きだからね。
左下は春雨。
昼飯のとき、昼食・夕食の希望のメニューを記入する用紙がついてくる。
けふは7日の分。

因みにわたしは昼はAのちくわの磯辺揚げなどの天ぷら。
夜はBのかに玉焼きに◯
ただ、食べられるかなあ、普通に。

9/5-2

7:30検温、血圧測定160台。採血あり。8:20朝飯。薩摩揚げと牛蒡の煮物と白菜の和へ物かな、漬け物かな。

9:00尿の検査終了。器具回収。医師の巡回あり。けふは特に検査はないさうで、外出許可が出たけど、車がない(入院患者は駐車場内に車を置いてはいけない)ので動けない。近場を歩くだけでもいい。外に出たい。

9月5日、3日目 9/5-1

夕飯食べてテレビを見てると、すぐに21:00になつてしまふ。
5:45に目が覚めた。軽くいつものストレッチをし、6:00起床。アナウンスはどうも「朝のケンがあります」と聞える。きのふは「検温」のことだらうとと思つたから、さう聞いたのか。「ケン」と言つてる。どういふ意味だらう。
ベッドと椅子をまた動かした。きのふ「ただいま入院中」のブログを打つてゐて、(休み休み)三時間以上掛かつたらうけど、隅つこすぎて、やや気持ちが塞ぐといふか滅入るほどでもないが、まあ、もつと明るいはうがいいだらう、と。退屈で結局テレビばつかり見てるんぢやないか、と「先走つて」テレビを見易い位置にしたのだが、元に戻した。
椅子の左手、額の掛かつた壁のところがトイレとシャワー室になつてゐる。
椅子が窓際を向いてるのはわたしがパソコンを打つためで、本来はこつちを向いてる。簡易ベッドにもなる。ただ床が完全に水平ではないらしく、この椅子は場所によつてがたつく。だから、最初の写真では椅子の向きが違ふだけだつたと思ふ。がたつきが気になつて動かしてるうちに、いつそベッドの向きもかへちやへ、と。
パソコンの乗つてる移動机に食事を置いてくれるので、その時間にあはせてパソコンを椅子のうへに乗せ、ベッドの足下に持つて来る。
入口のはうを撮つた写真があるので、
かういふ風にベッドの足下に近いはうにテレビがあつて、角度も向きも一切動かせない。プラスのドライバーがあれば角度はかへられるけど。
入口の左が洗面所。テレビの下に壁を切り取つたやうになつてるところにゴミ箱がある。
テレビの左側は収納棚になつてます。
6:50まだ「ケン」は来ません。

2016年9月4日日曜日

9/4-4

お待ちかねの夕飯です。
魚は鮭ですが、何焼きと呼ぶのでせう。
メニューはナース・センターの反対側の壁に貼つてあるんだけど、もう5日以降のものになつてゐるので、……。

9/4-3

昼飯はご飯、鶏の親子煮、牛蒡とキュウリのマヨネーズ和へ、絹漉し豆腐とタレ、みそ汁、お茶。
写真をアップできるといいなあ。
やつて見ました。写真入りは初の試み。どう表示されるのか。興味津々。
豆腐の左上にあるツブツブがタレといふか、この器に豆腐を入れて混ぜて食べました。旨い。親子煮も、サラダも旨かつた。
幾つか写真を撮つてるので、これから改めてアップします、お楽しみに。
写真に書き込みできるかなあ。

9/4-2

外で女の子の笑ひ声がする。子どもの笑ひ声はいいなあ。大人の笑ひ声とは全然違ふ。あんな風に笑ふことなんて、もうないんだらうなあ。けふは日曜日だ。もう直ぐお昼。尿はまだ一回。血圧は140台になつてゐる。

9月4日、2日目 9/4-1

けふ9:00から尿を貯める検査の日。明日の9:00まで24時間。
どうやつて貯めるんだらう、と思つてた。なので、きのふ看護師さんから説明を聞いたとき、ずつと我慢するのかな、と思つてました、などと馬鹿な発言をしたことで、「余計なことを喋る」と指摘を受けたワケです。一旦、ビーカーみたいな容器に入れて、それを更に別の袋に貯めてゆくといふもの。道具はきのふ預かつてトイレに置いてある。
5:30、目が覚める。6:00、検温のアナウンス。部屋で待つやうに。入院当初、血圧が170台だつたが、今朝は150台。
8:00、朝食。ご飯、みそ汁、がんもどきと大根の煮物、小松菜とコーンの和へ物、ふりかけ、お茶、牛乳パック200ml。

10:00頃、医師の巡回あり。
けふあしたは、大した検査はないから、のんびり気楽にしてゐられるけど、明後日6日からは愈々、抗癌剤ドセタキセルの投与だ。不安、だけど、もう来てしまつた。
一日ごとではなく、適当にアップします。時系列でないところもあると思ひますが、ご了承ください。

きのふ9月3日、入院当日のこと


今日から入院。朝から入院準備の続き、持つて行くものを確認し(爪切り、ブラシをやつぱり忘れてた)、10:30までに着くやうに家人の運転で病院へ(病院の名前は敢へて書きません)。
10:10頃、到着。入退院センターへ。少し待たされ、10:30に移動。病室は6階。まへも同じく6階だつたやうな気がする。料金によるものなのか、診療科によるものなのか不明。わたしの他に4組の入院あり。全員6階の待合所のやうなところで、ひとりづつ保険証を提示して身長、体重を計る。身長167cm、体重62.5kg(着衣のまま)。退職時と殆どかはらない。その後、案内を待つやうに言はれる。待たされました。30分は待つた。入室は11:00過ぎ。それから担当の看護師さんが来るまで、また待たされました。土曜日だからでせうか。土日祝日は人数が少ない、そんなことはないでせう、病院ですからね。
11:30過ぎに看護師さん来室。書類を渡したり渡されたり、保険証や限度額認定証を見せたり。明日の検査の説明など。看護師さんと話した後で、先走りして余計なことをベラベラ喋りすぎる、緊張してるのかもしれないけど、義母さんそつくり、と家人に言はれる。ちよつと凹む。
12:00、昼飯。冷やし中華、揚げ茄子のネギ味噌和へ、お茶。けして不味くはないけど、これは旨い、といふほどではない。病院食ですからね。
午後は病室の中で過ごし易いやうに、看護師さんにはなんの断りもなく、ベッドの配置や椅子の位置をいろいろ動かした。

一回こんな感じにしたけど、テレビを見るとき横を向いてなくてはならないのて、思ひきつて、かう

ベッドの向きをかへちやひました。何か言はれたらなほさう、と思つた。
でも何度か検温や血圧を測りに来たけど、なにも言はれなかつたから、帰るときに戻せばいいや。それからはテレビを見て過ごす。科捜研の女。そのあとは音声を絞つて点けたままに。
18:00、夕飯。カレーライス、エビ入キャベツ千切り、茹で卵1/2、ラッキョウと福神漬け少々、果物2切、お茶。
20:00、シャワーを浴びる。シャンプー等はまへの入院で使つた残り。ボディソープがやや多めに出てしまつた。勿体ないなあ、少なくとも2回分はあつたぞ。
21:00、消灯時間。アナウンスあり。テレビを消し、忠実に寝ることにする。
寝付きはちよつと悪かつたけど、眠れた。室温が微妙で、ちよつと寒いな、と感じて上げると寝汗をかいてる。夜中に起きてパジャマの上着をTシャツに替へる。ほぼ26℃から28℃。28℃ではちよつと暑い。贅沢だね、扇風機しかない家に比べたら。
意外にタバコを吸ひたいと思はない。吸ふところを想像したりはする。でも、ああ吸ひたい、とは思はない。酒も別に飲みたいと思はない。不思議だ。

始めに

さて、入院中のことを書き込むブログを作りました。
毎日、できるかどうかは解らないけど。けふ作つたので、次の記事からが入院中になります。
けふ中に、hiko7 Newsからも見られるやうにリンクを貼りますね。